ハードディスク(HDD)

診断レポートの「パフォーマンス」項目の「メモリ使用率テスト」において、空き領域が400MB以下であった場合にはインターネットの閲覧さえも快適にできないことが想像されます。


パソコンの「重い・遅い」を解消し高速化するには、大きく分類すると2つの方法があります。1番目は、ウィンドウズOSの整理です。Windowsでは使い続けるうちにさまざまなゴミがたまり続けます。これらを整理することで購入時のパフォーマンス状態に戻すことができます。2番目は、ハードウエアの交換による基本性能のアップです。

ここでは、後者のハードウェアの交換、特にメモリーとハードディスク(HDD)の増強による高速化を紹介します。

Windowsの最適化の方法とハードウェアの交換方法

メモリが少ないとなぜ遅くなるのか?

メモリーを増やすとなぜ、高速化ができるのでしょうか?

メモリとは、データの保存場所であるHDD(ハードディスク)から、データを処理するCPUに渡すデータを置いておくための部品です。


ファイルを開こうとすると、CPUは、HDDに保存されているプログラムやデータを、一度メモリー上にすべて読み込みます。しかし、一度に多くのファイルを開こうとすると、メモリーの空き容量が足りなくなり、メモリー上に読み込みたいデータを置くことができなくなります。すると、CPUは、HDD上に 存在する疑似的なメモリーを利用することになります。この疑似メモリーのことを「スワップファイル」と呼びます。メモリーと比べると読み書きに非常に時間がかかるため、スワップファイルを使い始めると急に遅くなります。

これがメモリが少ないと遅くなる理由です。

メモリが足らない場合とメモリを増やした場合

この現象を解決するには、メモリーを増やすことです。スワップが発生しにくくなり、パソコンのスピードアップにつながります。

具体的にはメモリを増設すると次のようなメリットがあります。


○ Windowsの起動速度が速くなります。

○ 動画や画像ファイルの読み込みが早くなり、大容量のデータも扱いやすくなります。

○ 複数のソフトを同時に立ち上げることができます。


目安として、Windows XPでは1GB以上、Windows Vista,Windows7では2GB以上を搭載することが推奨されます。

メモリ増設の仕方

高速ドライブSSDにHDDを交換する

SSDのメリット 速い、耐衝撃性が高い、低消費電力、軽量、動作音が静か

パソコンに内蔵されているHDDをSSDに交換することも高速化に効果があります。

SSD(ソリッド・ステート・ドライブ)とは、HDDの代わりとなる高速ドライブのことです。


一般的にパソコンに使われているHDDは、回転する磁気ディスク上のデータを、磁気ヘッドを動かして読み書きしています。物理的に動作する時間が必要なため、読み書きにはどうしても時間がかかります。

一方、SSDではフラッシュメモリが使用されていて物理的な動作をする部分がありません。そのため高速に読み書きができ、モーターが無いため消費電力も少なく、機械的に駆動する部品が無いため衝撃にも強いといったメリットがあります。

SSDへ交換の仕方

HDDの物理的な問題による交換

HDDの物理的な問題による交換HDDのアクセスが遅くなっている理由として、ハードディスクが物理的に不具合を抱えている場合もあります。2年以上使用している場合は急激に故障率が上がります。特にハードディスクから異音がするといった場合は、HDDの交換などすぐに対応する必要があります。HDDの物理的な診断や寿命予測をおこなうには、「ファイナルハードディスク診断」などのツールを利用するのが便利です。問題があった場合には、HDDを早急に交換しましょう。


また交換作業が必要でも、自分では難しいといった場合には専門業者に依頼するのも手です。

HDDの交換の仕方
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